園芸庭園

園芸庭園は、プラハ城の北端、約4ヘクタールの土地を占めるもので、ここで栽培されるものは全て、大統領府で使用されています。

園芸庭園

庭園の敷地の半分は、かつてルドルフ二世の時代に整備されたキジの飼育所があった場所が占めています。現在ここは果樹園となっていますが、その中にはT.G.マサリク大統領の時代に、スロベニアのヨジェ・プレチニックの設計に従って建てられた養蜂所も見られます。この養蜂所は現在も機能しています。養蜂所の近くには、19世紀に建てられた大統領官邸があります。この建物は、2005年以降大統領の公邸として使用されています。一方庭園の残りの半分は、花壇や温室で占められています。外賓を迎える場合などに城内のホールを飾る花は、ここで栽培されたものです。園芸庭園は、年に一度、毎年9月のワイン祭りの際に一般開放されるのが伝統となっています。